Curious Cat

RAYCRISIS

Notes 1

01 少女の行為はもう終わったのか
彼女にとっては、ただ単に積み木を重ねたり、壊したりしてるだけのことなのかもしれない。
02 自分で撰んだ拷問
気がつけば、いつも自分自身を苦しめている。
なせいつも苦しいんだろう。
もっと楽にやって行ける方法もあるはずなのに。
その時、本当に苦しんでいるのかどうかもわからない。
だけど、どんなに苦しい道だって、楽な方法を撰ぶよりは、そっちの方がはるかに楽なのだ。
03 99%じゃ駄目だ、100%じゃなきゃ駄目なんだ
全てが揃わなければ、それは物体とは言えない。
0から100まで揃って、やっと生物。99はあり得ない、100%でなければ生きている意味がない。
04 ラベンダーの咲く庭
ラベンダーには催眠効果があるという。
それは、彼女の瞳の奥でつくられる。
05 生命の風が吹く場所
生命の風は荒涼とした砂漠に、都会のコンクリートの隙間に棲む。
そしてその風が奏でるフレーズは私達の一番もろくて柔らかい場所に、小さな種子を植え付ける。
06 女の子にはセンチメンタルなんて感情はない
感傷なんて何もない。
傷ついても傷つかない。
傷つけても傷はつかない。
07 彼女の目的
彼女は、ただ一つの事の為だけに、この星を動かした。たった一つの小さな願い。
女とはそんな事ができる生き物なのだ。
08 ふたつの液体
男性にはひとつしかない。
女性には同時にふたつある。
それぞれの液体は混合しひとつないしは複数の固体が生まれる。
09 司教は言った「それは奇跡じゃない」
棺に入れたときはまだ、父だった。
だが、棺を開けた瞬間に、娘は娘ではなくなり、父は父親でなくなった。
10 聖母マリアよ、二人を何故別々に?
二人を最初から一つにしておけば、何も問題など起こらなかったのだ。
一つのものを二つに分けたその時から、長い物語が始まる。
11 童話の消えた森
その場所には、もう私のいる所はない。
私の帰るべき場所ではなくなった。
語るべき童話は、もうそこには存在しないのだ。
12 天使の爪痕
少女の怒りは並大抵のものではなかった。
その爪痕の抉れた部分に確かに彼女の痕跡はある。
13 愛がたりない
あと、どれくらい求めたら、足りるのか。
どれだけ愛されれば、満たされるのか。
あるいは、どのくらい愛すれば、愛を感じることができるだろうか。
求めても求めても、永遠に満たされることなんてあり得ない。
はじめに戻って、愛が溢れていたあの場所へ帰りたい。
CDブックレットに載っているものです。全曲に対して短い文章が書かれています。
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