Curious Cat

RAYSTORM

Story

A.D. 2219、人類が恒星間航行を実用化して100年余の時が流れていた…。

地球は宇宙開拓の時代を経てオリオン腕全域まで勢力を延ばし、20を越える植民惑星を抱える恒星間国家の主星として繁栄していた。次第に増えていく植民惑星を統治するために、地球は地球/太陽系連合軍を設立し、植民惑星を厳しい軍政下に置いた。

こういった体制に反発する急進的植民惑星諸国は、宇宙開拓の最重要拠点である『セシリア』を中心とした『セシリア連合』を成立、地球からの解放を求め立ち上がった。

セシリア連合軍により、地球は僅か24時間で降伏する。

地球が陥落して24時間後、『セシリア連合』は地球に居住する人々を他の惑星に強制移民させた後、地球を破壊すると宣言。地球と、地球寄りの植民惑星の反発を武力で鎮圧すると、地球破壊の為に全艦隊を集結した。

この事態を予測していたかのように、バルカ機関は、セシリア星系でサルベージされたオーバーテクノロジーを基に開発中の『R-GRAY』全13機によって、『セシリア制圧作戦』-OPERATION "RAYSTORM"を発動する。
It is the year 2219, and space travel to stars has been a reality for the past 100 years.
Humans moved steadily out into space, until Earth eventually controlled a Star Federation of 20 space colonies, stretching all the way to Orion.
In order to maintain control of its ever-expanding territories, it put all the space colonies under strict martial law.
However, the space colonies mutinied against Earth's iron control.
They gathered on the planet Secilia, the most important of the colonies, established the Secilia Federation, and began their fight for freedom.
They won sweeping victories, and finally defeated Earth.

24 hours after Earth's defeat, immediately after it finished transferring all Earth inhabitants to the colonies, the Secilia Federation announced its intention to destroy the Earth.
It forcibly suppressed all opposition from the colonies and then despatched a special force to wipe out the home planet.

However, the Barca section had for seen this possibility, and had developed the R-GRAY, a craft based on over-technology salvaged from the Secilia star system.
Made up of parts from 13 different Secilia ships, the R-GRAY is the only craft able to carry out the desperate mission to combat the Secilia Federation - Operation RAYSTORM.
PS版レイストームの説明書や攻略本、CD等いろいろなところに載っています。
原文の英文は第2段落にスペルミスと思われる箇所があり、上記は修正しています。
immediatery → immediately  supperessed → suppressed

公式では「しょくみん」の漢字変換が“植民”と“殖民”と2つあります。ストーリーだけで見ると“殖民”で統一されているのですが、用語や敵等、その他の設定ではごちゃ混ぜです。
RAY-RAY CD-ROMにおさめられているテキストでは“殖民”の方が多いのですが、一般的には“植民”なので、このコーナーではこちらに統一してあります。
※PS版攻略本、レイストームHDのストーリーは“植民”で統一されています。

それから「バルカ機関」は“Barca section”“Balca section”“Balkar organization”と、3つのスペルが存在します。おそらく“Barca”だと思いますので、このスペルに統一してあります。というのも、ストームに出てくる名前にはいろいろ由来があるので、調べれば正しいスペルが分かります。由来については【Stage】でも触れていますのでご参照ください。

公式資料集「Ray'z Orbital Operation Overview」の用語集では、バルカ機関は「Barka Institute」となっていました…。

以下、レイヤーセクションII の説明書に載っているストーリーです。文章表現がかなり違います。
宇宙開拓の時代を経て、オリオン腕全域まで勢力を延ばした地球は、20を超える殖民惑星を抱え、恒星間国家の主星として繁栄し続けていた。
増えゆく殖民惑星に対し、地球は地球/太陽系連合軍を設立、厳しい軍政下での統治を行うこととなる。
がしかし、急進的殖民惑星諸国はこの体制に反発していた。
宇宙開拓の最重要拠点セシリア。
彼らはこの地を中心にセシリア連合を成立させ、地球からの解放に向けて立ち上がり侵攻を始める。

セシリア連合軍の地球に対する激しい攻撃が始まると、地球はわずか24時間で降伏してしまう。
さらにセシリア連合は、地球人を他の惑星に強制移住させた後、地球を破壊するとまで宣言している。
そして今、セシリア連合軍全艦隊は地球に向かって移動中である。

この事態を受けたバルカ機関は、セシリア星系でサルベージされたオーバーテクノロジーを基に開発中の「R-GRAY」全13機によって「セシリア制圧作戦」、すなわち、OPERATION “RAYSTORM”を発動するのであった。

History

A.D. 2096 異常重力波の観測地点より植民可能なセシリア星系発見。
大規模な植民計画実行のため、大艦隊用特殊重力場発生システム
『MOON GATE』の建造に着手。
A.D. 2103 『MOON GATE』完成。
第一次セシリア植民計画始動。以後四次まで行われる。
A.D. 2138 地球は連邦制を導入。国家は惑星単位に変わる。
A.D. 2141 増えゆく植民惑星を統治するため地球政府は地球/太陽系連合軍を設立。
翌年、駐留軍をすべての星系に配置し、植民惑星を軍政下に置く。
A.D. 2219 急進的植民惑星が地球政府に反旗を翻してセシリア連合を形成。
24時間戦争後地球圏を制圧する。

OPERATION RAYSTORM 発動

6日間の戦闘を経て作戦は成功し衛星セシリアは崩壊。
地球もセシリア残存艦隊に破壊され人類は母星を失う。
レイクライシスが発表され、ゲーメストがスクープとしてその記事を取り上げた際に、レイシリーズの世界観としてフォースとストームの年表が載りました。それまでストームの設定はゲーメストムックやCD等にも載りましたが、年表はこの時が初めてとなります。このストーム年表はゲーメスト側が既存の用語等から推測したものではなく、ちゃんとタイトー開発側から支給されたものです。ゲーメストには年がズレて載りましたが(痛恨の誤植ですね)上記は修正しています。
公式資料集「Ray'z Orbital Operation Overview」には日英併記で載っています。

実はフォースとの関係を示す設定が含まれています。ゲーメストムックのインタビューで、フォースとストームはパラレルワールドと言われています。さらに企画者の中では、フォース【History】で触れたM.C. 0184の出来事が、ストームのA.D. 2096の“異常重力波”と繋がっているそうです。(※あくまで開発者個人の設定です)
フォース軸での“次元の歪み”と“行方不明のテスト機”が、ストーム軸において“異常重力波”と“オーバーテクノロジーLAY”として現れ、これが技術の橋渡しになったことになります。
フォースとストームの接点については、クライシス【Player】もご参照ください。
表示モード切り替え