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RAYFORCE

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RVA-818 X-LAY

“有機体と無機体の整合性理論”を応用した、C. L. S. 搭載の実験機体。LOCK-ON LASERシステムの試験機としても使用され、高い機動性と広域攻撃性を示すが、ある事件以来開発が中断しており、その機体は廃棄が決定していた。
Length : 20.75m
Wingspan : 18.60m
Highth : 5.82m
Weight : 30.27t(ペイロードなし)
Engine : BV-1101 アフターバーナー付き 熱核融合エンジン ×2
Weapon : AGP-128A 荷電粒子ビーム誘導システム
AML-67s 荷電粒子ビーム砲 ×8
M81A 40mm フュージョンガン ×2

LOCK-ON LASER (ロックオンレーザー)

正式名称:AGP-12A 荷電粒子(指向性)ビーム誘導システム AML-067 荷電粒子ビーム砲

RVA-818 X-LAYに搭載の対低高度物攻撃システム。
機体から360度方向に発射されるペンシルビームにより、地上物、又は上昇して来る迎撃機などをターゲットとして捕捉、ロックオンし、荷電粒子ビームをターゲットまで誘導する。

パイロットは戦闘空域に侵入した際、二つの操作をする必要がある。一つはECMを作動させ高度を1,000フィート以下まで下降させることである。これは超低空侵攻によりレーダーによる発見率を低下させるためである。
二つ目は攻撃システムの選択を行うことで、攻撃目標が地上物である場合(レーダーサイト、飛行場、移動要塞等)、パイロットはスロットルレバーの兵装切り換えスイッチでロックオンレーザーを選択する。
これによりLCOSS(Lead Computing Optical Sight System)による空対地攻撃が可能となる。

このシステムの優れたところは、第一にロック後の誘導が不要な点である。そのためパイロットはレーザー発射後、即座に回避行動を取る事が可能である。
第二は、8個のターゲットを同時にロックオン可能な点である。パイロットはHUD上のガンサイトにターゲットをロックオンする訳だが、地上物、空中物にかかわらずロックオンがかかるごとに、インストルメントパネル上にあるショットライトやHUD上のマーカーが点灯し、パイロットにレーザーの発射タイミングを告知する。これにより一つの目標に8本のレーザーを打ち込むといったピンポイント的な攻撃から、広範囲に対する効率的な攻撃が可能となった。

FUSION-GUN (フュージョンガン)

人類側兵器の通常兵装として搭載されている、接近戦用パルスガン。
方眼その機構は、レーザー加熱機によってプラズマ状態にまで加熱された水素燃料をさらに核融合反応を起こさせたのち、砲身に沿って発生された磁気場によって加速し、射出する。
射出されたプラズマ流は、熱エネルギー、運動エネルギーによって目標物にダメージを与える。

X-LAYに装備されているM81A 40mmフュージョンガンはロックオンレーザーで対応できない様な、高高度での目視範囲内での接近戦で使用される。
その小刻みなパルスガンはロックオンレーザーの様な誘導能力は無かったが、毎分6,000発という発射速度により接近戦では絶大な威力を発揮する。
当初、大型化、高速化した戦闘攻撃機には接近戦闘能力は必要無いとされた。近距離に達する以前に、長距離攻撃兵器により、その決着はついてしまうと予測されたのである。
しかし、実際には強力なレーダー撹乱装置等により、目視範囲内による接近戦が多発する事となった。
このフュージョンガンとロックオンレーザーによるコンビネーションはX-LAYの攻撃能力を従来の機動兵器よりも飛躍的に向上させる事に成功した。
CDブックレット「MISSION DATA FILE」に載っているものです。
X-LAYの“Weapon”には「AGP-128A」とあるのに、ロックオンレーザー説明の正式名称には「AGP-12A」とあります。誤植だと思うのですが…。

ロックオンレーザーとフュージョンガンについては公式資料集「Ray'z Orbital Operation Overview」にも日英併記で載っています。
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